こころの相談室

非常勤の精神保健指定医・精神科専門医が診察します。

「いつまでもおねしょが続くけど大丈夫?」
「学校に行きたがらなくなってどうしたらいいの?」
「お友達とうまくやっていけてないみたいだけど・・・。」

などなど、お子様の様子やご家庭内での気になることがありましたら、ご相談ください。
体の成長とともに心も順調に育っていくようサポートさせていただきます。
 カウンセリングは月に2日、木曜日と金曜日に行っています。
お一人に30分~1時間程度かかりますので、完全予約制です。ご予約は受け付けにお問い合わせください。


こころの相談室便り

第3回 『夜尿症』

 日毎に寒さが増す季節となりました。寒くなると大人でも夜中にトイレへ行くのが億劫になりますね。そんな時期の今回はおねしょ、夜尿症についてお話させていただきます。
 生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜を問わず数時間ごとにおしっこをしますが、2~3歳になって尿意を感じることができるようになると、トイレットトレーニングを始めて徐々におむつを外せるようになります。その頃には少しずつ膀胱に溜められる量も増え、また夜間に作られる尿量は減り、その結果おねしょが減るようになっていきます(3歳ごろまでは毎晩おねしょがあっても不思議ではありません)。膀胱が安定する4~5歳ごろになると70~80%の子どもはおねしょをしなくなり、小学校入学時でもおねしょがみられるのは10~15%程度といわれてます。寝ている時知らないうちにおしっこを漏らしてしまうことをおねしょといいますが、6~7歳を過ぎてもおねしょが続く場合は積極的な生活指導や薬による治療などの対策を取った方がよい場合もあるので夜尿症と表現するようになるのです。
 夜尿症の原因はさまざまですが、その多くは夜間の尿量が膀胱容量より多いためにおこり、体の冷えも夜尿を増悪させるといわれています。では夜尿症は自然に放置しておいて治るのでしょうか?多くの場合12歳を過ぎるころには見られなくなり、また夜尿そのものが身体に悪影響を及ぼすことはないのですが、学齢期になっても続いていて本人が自信をなくしたりストレスになっている場合、あるいはご両親が心配などの場合には、積極的に医療機関への相談を検討してみるのも良いでしょう。治療の目安としては、8歳~9歳になっても毎晩、あるいは10歳以上で週の半分以上夜尿がある場合です。それまではしばらく家庭で生活改善を試みてください。
 対応方法としてはまず水分の摂取量と時間に注意してみます。日中は多めに、夕食後は水分と塩分を控えめにするよう心がけましょう。寝る前にはトイレへ行くようにし、膀胱を空にしてから寝る習慣をつけます。また日中はあまりトイレを促さないようにします。お子様自ら行きたくなったらトイレへ行くという経験を積むことで膀胱に尿を溜めておくことができるようになり、これが膀胱容量を増やすことにつながります。冷えは夜尿に影響することがあるため、冬場はお風呂に入ってからだを暖めたり、布団を少し温かくするなどしてから寝ると良いでしょう。
 夜尿症治療の基本は「起こさない」「怒らない」「焦らない」です。大人がゆとりを持って対応していくことも心理的なストレスを減らすために大切です。
 以上のような生活改善をしばらく試みてもあまり変化が見られない場合は、薬によって尿を濃くして尿量を減らしたり、また膀胱を安定させて容量を増やす薬などによる治療を行う場合もありますので、医療機関にご相談なさってみてください。
夜尿症は治るまでに半年から数年程度かかることもあります。焦らずにお子様を励ましながら取り組んでいきましょう。

第2回 『春がやってきました』

 春がやってきました。この季節、お子様によっては初めて集団生活を始めたり、進級でクラス替えがあるなど環境が大きく変わる時です。新しい生活が始まることについて希望や期待とともに大きな不安や緊張も感じていることでしょう。そんな変化の大きいこの時期の過ごし方について少しまとめてみました。
 まず第一に新しい環境に入る前のいろいろな準備をお子様と一緒に進めると良いでしょう。新しい園やクラスで使うモノを購入したり、持ち物に記名したり、細々と準備することがあるのではないかと思いますが、できれば好きな色や柄など本人が喜んで使いたくなるようなモノを一緒に選び、それらを使う場面をお子様と想像しながら「これはどんな時に使うのかな?」ということなどを話題にしながら準備を進めてください。お兄さんやお姉さんのお下がりを使う場合であっても、本人と会話しながら名前を書くことで、新しく使うことになる自分のモノに対して愛着が湧き、新生活が楽しみになります。
 次に生活リズムをなるべく崩さないよう気をつけることも大切です。陽気も温かくなり、外出の機会も増えるかと思いますが、特に入園や入学、始業の一週間前からは、起床や就寝の時間をできるだけ園や学校に行く時の状態に合わせ、生活リズムを作って行きましょう。新しい環境になってもしばらくは知らないうちに疲れがたまっています。週末もなるべくリズムを崩さないために、また疲れすぎないように、遠出をするより日常の延長のような感じで過ごす方が良いかも知れません。
 そして新しい生活が始まったら、お子様の話をたっぷり聞いてあげましょう。家事の手をちょっと休めて、一緒に買い物に行きながら、あるいは入浴しながらお子様の話だけに集中してあげることがお子様の不安や緊張を和らげます。親子ともに無理をせず、ゆっくりと新しい環境に馴染んで行けたら良いですね!

第1回 『はじめまして』

 今回から「心の相談室だより」の連載を始めることにしました。皆様宜しくお願いします。

 はじめまして!この度心の相談を担当させていただくことになりました精神科医の高橋こずえです。「いつまでもおねしょが続くけど大丈夫?」「学校に行きたがらなくなってどうしたらいいの?」「お友達とうまくやっていけてないみたいだけど・・・。」などなど、お子様の様子やご家庭内での気になることがありましたら、ご相談ください。体の成長とともに心も順調に育っていくようサポートさせていただきます。
 カウンセリングは月に2日、木曜日と金曜日に行っています。お一人に30分~1時間程度かかりますので、完全予約制です。ご予約は受け付けにお問い合わせください。

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